新築を建てるなら、入っておきたい保険について
新築一戸建ては値段も高いため、後々のトラブルを考えると保険に加入しておいた方が安全です。ちなみにローコスト住宅の場合は、保険への加入が義務付けられている場合もあるため注意しておきましょう。住宅を購入する人の大半は、火災保険に加入します。火災保険は火事が起きて建物や家財が被害を受けた時に適用されるものです。また風災や水災などにも対応するため、自然災害を考慮すると入っておいた方が安全です。
しかも火災保険は自由に補償内容を選ぶことができるものもあります。そのようなものは保険料を安く抑えることができるので大変便利です。なお、建物の耐火基準によって保険料が変化します。例えば柱がコンクリート造のもので鉄骨構造の建物はT構造と呼ばれます。またコンクリートブロックで作られた共同住宅等はM構造と呼ばれています。これら2つに該当しないものはH構造という耐火基準に該当するので覚えておきましょう。
H構造は主にローコスト住宅や、木造建築物件に適用されます。こちらの構造は保険料の負担が軽減される場合があるため非常にお得です。詳しくは各保険会社に問い合わせをすれば確認できます。火災保険は期間によって保険料が変化します。最長10年の保険を利用すれば、総支払額を安くすることが可能です。また更新の手間を省くことができるといったメリットもあります。
ただし、1回の支払い負担が大きいためある程度収入のある人ではないと利用するのは難しいでしょう。1年契約の場合は補償内容の見直しをでき、一回の支払いが安くなるため使い勝手が良いです。火災保険は一般的に住宅の引き渡し日から有効化されます。そのため引き渡し日から1年間や10年間適用されることを覚えておきましょう。
なお火災保険に加入するときのタイミングですが、できるだけ早めに行っておきます。検討期間は1ヶ月から2ヶ月半とし、この間に複数の見積もりを取り最適な会社を選定します。一般的に住宅の引き渡し日に間に合うようにタイミングを調整しましょう。複数の見積もりを取るのはかなり時間がかかるので、ある程度会社を絞り込んでおくのが大事です。また、火災保険は申し込んでもすぐに適用されるわけではありません。
各種書類の提出などを行う必要があるため、申込みから数日はかかる部分に注意が必要です。新築住宅の引き渡し日の1ヶ月から2ヶ月前から保険会社を選定して、手続きを済ませておくのが安心です。

